「腎機能障害患者における最適な腎機能評価方法に関する研究」ご協力のお願い
●研究の背景・目的
現在当薬局では、熊本大学薬学部と共同で臨床研究を実施しております。本研究は、患者様の性質(年齢や使用中のお薬など)から、腎機能が低下している患者様の腎機能を正確に判断し、薬の適切な使用につなげることを目的としています。以下の研究の目的をご理解いただき、研究へご協力ください。
参加を希望されない方は、お断りになってもかまいません。お断りになった場合でも、患者様にとって不利益な対応を受けることはありません。ご不明な点や研究への参加を希望されない方は、下記連絡先までお問い合わせください。
薬の中には、患者様の腎臓の働き具合(腎機能)に合わせて薬の量を調節しないと、副作用が出やすくなるものがあります。患者様の腎機能は、血液検査(血清クレアチニン値)で判断されることが多いですが、高齢者等では血液検査の結果から直接腎機能を評価できないことがあることが知られています。一方で、ではどのような患者様で異なる方法を使用すべきかを判断するための情報は不足しています。
また、保険薬局では、検査情報が入手できないことも多く、患者様の情報(年齢や使用中のお薬等)から、腎機能に問題がないかどうかを判断する必要に迫られることも多くあります。そこで本研究では、患者様の情報から、適切な腎機能評価の実施に役立つ情報を明らかにすることを目的にしています。
●研究の対象
平成30年8月16日から平成32年3月31日までに、南日本薬剤センターでの調剤を受けた患者様を対象とします。
●研究の方法
薬剤服用歴と患者様への聞き取り調査から得られる患者情報(血清クレアチニン値、シスタチンC、年齢、身長、体重、性別、併用薬、日常生活活動度および既往歴等)から腎機能が低下している患者様や血液検査の結果からでは腎機能の判断が困難な患者様に共通する要因を調査します。
●個人情報について
本研究の結果および得られたデータは、学会や論文などで使用させていただくことがありますが、患者様のお名前、住所といった個人が特定されるような状態で公表することはありませんので、プライバシーは厳重に保持されます。また、本研究によって得られた個人情報は、上記の目的以外には一切使用されません。
●質問・調査結果の開示について
本研究結果は、ご希望があれば、いつでも開示いたします。また、以上の点につきまして、ご不明な点がございましたら、下記問い合わせ先までご連絡をお願いいたします。
●問い合わせ先(研究責任者)
鮎川修(あゆかわおさむ)
〒891-0141鹿児島県鹿児島市谷山中央5-15-1
TEL : 099-267-4365 Fax : 099-267-6144
(受付時間日祝日を除く、8:30~17:30)